【知って得する】臨床検査技師の就職先7選とその選び方を大解説

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臨床検査技師ママライター。年収100万以上も下がった事に危機感を抱き、副業webライターとして2021年より活動を始める。

現在は、web+Media Schoolの業務委託スタッフとしても活躍中。

副業として新しいことをはじめたい、医療職だけではなく違うスキルを身につけたい方に向けて、"無料コンサル"も行なっていますので、お問合せください。

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お疲れ様です。るかです。大規模総合病院で臨床検査技師をしていました。

あなたは、「臨床検査技師って病院でしか働けないの?」って思いませんか?私自身、病院しか就職先はないものだと思っていました。今回は知っておくべき就職先7つと選び方を紹介したいと思います。

この記事におすすめな人

臨床検査技師になりたい人

臨床検査技師に興味のある人

医療業界に興味のある人

看護師と迷っている人

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臨床検査技師の就職先6選

臨床検査技師には7つの就職先が存在します。患者と関わる仕事もあれば、裏方として患者とは全く関わりのない仕事もあります。人間関係が苦手…という方でも大丈夫です!!

ではまずどんな職種があるのか一覧にしてみましょう。

  • 病院
  • 検査センター
  • 臨床検診センター
  • 日本赤十字社 血液センター
  • 医療機器メーカー等
  • 治験
  • 教員

大学病院・一般病院・診療所(クリニック)

1つ目は病院・診療所(クリニック)です。大学病院・一般病院・診療所(クリニック)に分かれています。患者さんが入院できるベッドの数が20床以上ある医療機関を病院と呼び、19床以下の医療機関を診療所と呼びます。※ここから先、診療所はクリニックと呼ぶことにしますね。

大学病院

大学病院は、大学が経営している医療機関となっています。大学と隣り合わせになっていることが多く、病床数も1000床近くあります。

「高度医療」「先端医療」を提供することが第一であり、「疾患や治療法の研究」も行っています。主に重症患者や治験対象の患者、高度医療が必要な患者が通う病院となっています。

臨床検査技師の特徴

・契約社員が多い(数年働いたのちに正社員登用)※私見
・仕事を兼任しないことが多い(血液なら血液のみ、病理なら病理のみ)
・当直勤務あり
・学会参加や学会発表が多い
・採血を行っている
・土日祝日は休み
・多くの症例を学ぶことが可能である
・福利厚生がしっかりしている

一般病院

一般病院は「地域医療」を担っています。幅広い医療のニーズに応えるため、さまざまな規模の病院が用意されています。そしてその規模によって働き方も変わります。

中規模以上の「総合病院」、都道府県や国で経営している「公立病院」「国立医療センター」、比較的大きめな「民間病院」、小規模の「民間病院」、整形外科や眼科などの「専門病院」に分かれています。

臨床検査技師の特徴

・病院によって検査技師の人数がかなり違う(1人~70人)
・当直の病院とオンコールの病院がある
・土曜に開院している病院が多いので土曜出勤がある
・小規模病院では仕事の兼任が多い
・人数が多ければ休みの融通が利く
・福利厚生は病院によってバラバラである

クリニック

一般病院と同じく「地域医療」を担っていますが、クリニックでは、病気やケガの度合いが軽いものを診療しています。糖尿病や高血圧の定期的な診療などを行っている病院も多いですね。

臨床検査技師の特徴

・生理機能検査が中心である
・土曜日の出勤が多い
・当直やオンコール勤務がない
・臨床検査技師の数が1~3人程度であることが多い
・人数が少ないので休みがとりにくい
・福利厚生はクリニックによってばらばらである。

当直の有無や、やりたい仕事内容、土日の出勤など就職する病院によって差があります。

私が大規模総合病院を選んだ理由は、大きな病院でさまざまな症例を学び、実績を積みたかった事、病理検査に携わり、細胞検査士になりたかった事、福利厚生がしっかりしていて、土日休みであった事が挙げられます。

健診センター

健診センターは各種健康診断や人間ドックなどを行なっており、検体検査よりも生理機能検査に携わる機会が多いです。具体的には、視力・聴力・肺機能検査・心電図・眼底・採血・超音波検査など多岐にわたります。

健診センターの特徴

・出張健診は朝が早い
・当直がない
・事務作業が意外と多い
・接遇が重要視される
・生理機能検査がメインの仕事である

当直がない分、ワークバランスがとりやすい職場ですが、早朝勤務など変則的な出勤時間になるため、内勤なのか、外勤なのかも考えると良いですね!!細胞検査士や超音波検査士のスキルも重宝されます。

臨床検査センター

臨床検査センターの役割は、病院で測定していない検体検査を担う場所です。病院で検査を行う場合、機械や試薬のコストがかかります。

1か月に1件しかないような検査を自施設で行っても利益は出ません。むしろ赤字になってしまいます。そのような時の救世主が臨床検査センターです。

検体の採取までは各病院で行い、毎日決まった時間に検査センター担当者が回収に来ます。回収した検体を臨床検査センターの検査技師が検査をして、各病院に結果を返す流れです。

臨床検査技師の特徴

・生理機能検査は行わない
・カルテがないので患者の病状を把握しずらい
・各部署ごとに担当者が分かれている
・遅番だと21時22時までの勤務のことがある。
・人数が多い
・検査技師ではなくても従事することができる

日本赤十字社 血液センター

日本赤十字血液センターときくと献血のイメージがありませんか?献血では、医師と看護師が働いています。では臨床検査技師はどこで働いているのかというと、【血液センターの中】で働いています。

献血した血液製剤は、全国8か所にある血液センターの検査施設に運ばれ、血液型、感染症関連検査(B型肝炎、C型肝炎、HIVなどの抗原抗体検査、核酸増幅検査)のほか、献血者にサービスとして提供している、生化学検査や血球検査の測定をしています。

臨床検査技師の特徴

・全国8か所しかない
・輸血、生化学、血液学検査のみ
・土日祝日は基本休み(シフト制の部署もあり)
・患者との関わりはない

日本赤十字社で働くには全国8カ所にある施設に入職しなければなりません。土日祝日休みは魅力的ですが、患者と関わりたい人や、細菌・病理・生理機能などが行いたい人にとっては、物足りなさを感じるでしょう。

輸血の道を極めたい人にはおすすめです。

医療機器メーカー

医療機器メーカーで働く検査技師は営業アシスタントとしての入職があります。営業の方と一緒に医療機関を周り、機器のデモンストレーションや製品の説明を行います。

営業のように売り込みをするわけではありません。臨床検査技師としての医療知識を活かし、医療機関の要望をいち早く察知する能力が求められます。

また、学術などで医療機関に呼ばれることもあり、勉強会の講師として登壇することもしばしばです。

臨床検査技師の特徴

・コミュニケーション能力が求められる
・給料が高い
・ビジネススキルが高まる
・さまざまな医療機関を知ることができる
・年間休日120日以上で土日祝日休み
・出張が多い
・外資系だと海外出張や勉学にも力を入れている

治験(CRC)

治験とは、新薬開発の際に患者や、健康な人にまず試してもらい医薬品の安全性や有用性を確認する最終的な臨床試験です。

臨床検査技師の治験の仕事は、治験機関や治験協力病院に在籍し、治験前の計画から治験のサポート、治験後のデータ処理と多岐に渡ります。医師・製薬会社・治験者と密にコミュニケーションをとる必要があります。

臨床検査技師の特徴

・給与が高い
・夜勤がない
・年間120日以上の休日とリフレッシュ休暇が多い
・患者や医療従事者との関わりが多い
・移動が多い

土日祝日が休みなので魅力的ですが、医療行為ができないため、臨床検査技師として検体検査や生理機能検査に携わることができません。

教員

教員として働くには、5年以上の臨床検査技師としての経験が必要です。新卒採用はありません。臨床経験を経て、教員として働きたいと思った場合は、大学や専門学校の採用試験を受けることで教員として働くことができます。

臨床検査技師の特徴

・臨床検査技師5年以上の経験必須
・臨床検査技師を育成できる
・給与は入職先によってまちまち

臨床検査技師の就職先は意外と多い

臨床検査技師に興味がある・なりたい学生の皆さん、臨床検査技師って意外と就職先がたくさんありますよね。自分が最終的にどの道に進みたいかをよく考えて就職すると良いでしょう。

臨床検査に携われる病院と、検査自体には携われない治験など、就職先によってさまざまです。少しでも参考になれば幸いです。

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ご覧いただきありがとうございました。臨床検査技師について知ってくれて嬉しいです。

 


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